
謝礼をもらってほくほくして通りを歩いていると、不機嫌そうなOrcの男に出会った。話を聞いてみるとガードの人に金を巻き上げられたとか言う。ひどい話だねぇ、と聞いていると、Jensine の店にそのガードはよく来るらしい。話を聞いてみるだけ聞いてみましょうか……
Jensine と世間話をするついでに話を切り出してみると、どうやらその金を巻き上げる悪徳ガードは Audens Avidius とかいう上位のガードらしい。金も払わずに Jensine の店の品を持って行くとか信じられない。こんな悪徳ガードは告発するに限るじゃない、ということでとりあえず手近なガードさんに聞いてみると「Guard Captain に言ってくれ」と来た。そうして Hieronymous Lex と言う人物をおまえと同様思い上がったバカだという評とともに紹介してくれた。わたしは思い上がったバカじゃないぞ、むぅ。

庭園地区で Hieronymous Lex に会って話を聞いてみると彼は盗賊 Gray Fox を追うのに忙しいらしい。いるかどうかわからないひと相手によくやるわねぇ……その代わり、別の人物を紹介してもらった。そのひと、Itius Hayn は実直そうなガード隊長のようだ。彼は「2人の参考人が証言してくれれば Audens Avidius を逮捕できる」と言ってくれた。ならば参考人をさがさないと。
Jensine に話を振ってみたがけんもほろろに断られた。そりゃそうか、商売できなくなるかもしれないもんね……ならば話を聞いたOrcの人を探そう。Orcのひとの家はTemple Districtにあるらしいのでそっちを探してみたところ、彼の家でもうひとりの被害者とも知り合えた。最初はふたりとも証言することを渋っていたが、説得の末に両者とも証言してくれることになった。

とりあえず、まだ昼になったばかりだしちょっとCity Isleを飛び出してみようかな。飛び出すって言ってもIsleから出る大橋のちょっと先までだけど。そうして行った先で疲れた感じのおじさんに出会った。
「分かるかいお嬢さん。男の人生にはいつか自分が負けたことを認めねばならない時がくる。そうだ、わしは戦い、そして負けたんだ」
……ううっ、人生を感じてしまうわね。何でも漁師だったこのおじさん、ある錬金術師が所望する鱗を持つ凶暴な魚に足をやられて引退を余儀なくされたらしい。その鱗をあと12枚取ってきてくれないか、と言う。そうすれば十分な蓄えができる、と。魚釣りか、いいわねぇとか思ってたらおじさんため息ついて「……違うよお嬢さん。あの魚は釣るんじゃない、突き殺すんだ。斬り殺してもいいけどな」えええーっ!?

泳ぐのはやっぱりあまり得意じゃないなぁ……すぐに息が上がってしまう。仕方ないので自分をエサに魚を釣ることにした。水面近くを泳いで食いついてきたところをぶったぎ……あら言葉が下品に。そんなやり方でも何とか日が沈みそうになる頃には12枚の鱗を集め、おじさんに渡すことができた。おじさん大喜びで以前使っていたという水中呼吸ができる指輪をくれた……貸してくれてもよかったのに……「持ち逃げされたらそれこそ困るだろ?」そりゃそうか。魚獲りで疲れたのでその日は家に戻ってぐっすりと就寝。

翌朝、Itius の動きを追ってみると Audens を逮捕する場面に出くわした。Audens はいつか密告者に復讐してやる、と息巻いていた……む、むぅ、ちょっと帝都を離れた方がいいかもしれないかしら……














